常日頃、面白いネタは無いかと東奔西走しているながさきログです。
今回は、偶然大学内に居合わせた大学2年生5人組が企画する「長大超会議」というイベントのお話を聞くことができました。
コロナの荒波に立ち向かう大学生たちがどんなイベントを考えているのか、お話を聞く機会がありましたのでご紹介します。
長大超会議とは?基本情報をおさらい!
(提供:菊池将成 氏)
日時:2022年6月25日(土)14:00-17:00
主催:たびぶたい(Twitter)/長崎大学全学微積サークル(Twitter)
会場:長崎大学文教スカイホール
参加費:無料申し込み:以下のGoogleフォームからお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/1iIHqKyN24iA3ZOn_77Pj0_o9awkse11vIbfhp799CYs/viewform?edit_requested=true
■企画内容
14:00-15:00 【企画A】団体紹介・パフォーマンス
文教スカイホールにて、長大超会議に参加している学生団体の活動発表を行います。その場でライブアンケートを行い、人気のサークルの順番が一覧できるようになるそうです。
15:00-17:00 【企画B】活動見学スタンプラリー(景品あり)
参加者がそれぞれのサークル活動場所へ移動し、サークル見学を行います。サークル見学が終わると対応したスタンプがもらえ、スタンプが集まると景品がもらえるそうです。
また、本イベントはニコニコ超会議との関連性はございません。
企画のキッカケなど、代表者インタビュー
長大超会議の企画代表を務めている、長崎大学工学部2年生の下川瑞貴(しもかわ みずき)さん。昨年9月に長崎大学全学微積サークル(以下、長大微積サーと呼称)を創設して代表を務めるほか、長崎大学公式PR動画コンテストで最優秀賞を受賞するなど、着々と活動を続けて結果を残しています。
微積サークルは2021年に発足、現在長崎大学公式サークルとして申請中!のできたてのサークルです。どんな活動をしているのか…
下川さん—
“長大超会議”という名前は、僕がつけました。一般的な新歓祭とは異なる、もう少し尖った新歓祭ができたらいいなと考えて、アイディアや参加団体をTwitterで呼びかけました。多くのサークルさんに反応をいただきましたが、最終的には11の学生団体に参加いただくことができました。
長大微積サーの幹部に長大超会議の企画の相談と同時に、同世代で活躍している「たびぶたい」の菊池将成さんにも参画してもらおうと思い、2つの学生団体が主催して活動することになりました。
思い出ロケ地のクリエイター たびぶたい 代表の長崎大学経済学部2年生の菊池将成さん
コンセプトは、コロナと共生した新歓祭。
下川さん—
実は、5月に長崎大学の別団体が新歓祭を行う予定だったのですが、悪天候という事情で中止になりました。きっと、その新歓祭を楽しみにしている新入生は多かったはずです。だから、僕たちは全天候対応、かつコロナ対策を講じた新歓祭を開催できないかと思っていました。
今回の長大超会議には「今こそともに」というサブタイトルをつけており、withコロナを特に意識して感染対策を徹底しています。
今回の長大超会議の企画は大きく2つに分かれていますが、ステージパフォーマンス時の参加者も会場収容人数の1/2に抑え、スタンプラリーでも密を避けるように工夫しています。そのような感染対策を講じたことから、大学からの開催許可をいただきましたので、安心して参加いただけるようになっています。
情報の発信は、外部や学生への発信は情報発信で実績のある「たびぶたい」にご協力いただき、学内への告知は大学の広報担当の職員さんにもご協力いただいています。イベントの情報発信だけでも多くの方にご協力いただけますので、なんとしても成功させたいです。
今作っている看板(上画像)が長大超会議のイベントをお知らせする看板で、現在、学内に掲示されています。長崎大学にはキャンパスが3つありますので、できれば全部のキャンパスに置くことができたらいいなと思っています。
実際の設置の様子(提供:菊池将成 氏)
歴史が浅い団体からこそ、攻めたイベントが開催できる。
下川さん—
今回共催している「たびぶたい」と「長大微積サー」の共通点は、“団体としての歴史が浅い”ということがあります。
たびぶたいが11月創設で、長大微積サーが9月。設立からまだ半年程度しか経っていない団体なので、良い意味で自由に活動できると考えています。
バスの魅力発信を行う「たびぶたい」と、数学・物理・化学の企画を通して学問の魅力を学内外に発信する団体「長大微積サー」が協働して新歓祭を行うことは一見不思議なアイデアかもしれませんが、お互いの分野が異なるからこそ面白いと考えています。
異なる分野が交わることの意外性が集客にキッカケになるなど、新しい価値の創造を期待しているところです。
新入生をターゲットにする意味合いはもちろん大きいですが、それ以上に2年生以上の学生にも参加して頂きたいと思っています。
私たち2年生の中にも、サークルに入る一歩がなかなか踏み出せず、悩んでいる大学生がいるからです。
今回の企画がきっかけで、より良いキャンパスライフに少しでも近づく一助になれば嬉しく思います。
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最後に、長大超会議のコアメンバーの皆さんに、一言ずつ企画の意気込みを伺いました。
長崎大学工学部2年生 下川 瑞貴さん–
0から1を創造しよう。新たな常識を、かけがえのない仲間と共に生み出そう。
そのような思いから、この合同新歓「長大超会議」の開催に至りました。
1人で何かをするには限界があります。長崎大学にはチャンスがあちらこちらに転がっており、主体的に企画を考え、活動を積極的に行っていくことで、新たな価値観をお持ちの方と出会うきっかけになるということを心から実感しています。
この合同新歓を通して、そのような体験を皆さんにもしてもらえたらと考えております。
是非、この機会に奮ってご参加下さい。皆様のお越しを心からお待ちしております。
実行委員を代表し、当イベントの開催に多大なご協力を頂きました、長崎大学全学微積サークル顧問の上繁義史先生、長崎大学FFGアントレプレナーシップセンターセンター長の上條由紀子先生、学生支援課・入試課・広報戦略本部等の大学関係者の皆様に、心から感謝申し上げます。
長崎大学経済学部2年生 菊池 将成さん–
数年前までは、「大学時代に力を入れたこと」と言えばサークルがスタンダードでしたが、ボランティアや学生団体など、いかに社会貢献するかなどを問われるようになりました。
サークルに囚われない、新しい大学時代に頑張ることを見つけられる機会になればと考えております。戦火の最中、度重なる震災に長崎大学、長崎大学生は現場に立ち行動してきました。このコロナ禍においては、私たちの受けるコロナの影響は先人たちの歩んだ惨禍には及びませんが、先人たちに倣い長崎大学らしい未踏の取り組みになればと考えております。
「コロナだから」できないか、できることを見つける、創出するか。皆様のご参加、心よりお待ちしております。
長崎大学工学部2年生 江頭 孝幸さん–
僕は入学当初、サークルに入っていませんでした。それでも地元長崎の強みを活かして「何かしたいな」と思っていたところで、下川くんに声をかけてもらったことがきっかけで、全学微積サークルに入部し、このイベントでも一緒に活動することにしました。
今の時期は誰かと繋がって新しい活動を一緒にやることが良いと思っていますし、今回の長大超会議が良いきっかけになってくれたら嬉しいです。
長崎大学工学部2年生 新 智裕さん–
長大超会議は、雨天でも参加できるプログラムになっていますので、安心してご参加ください。
今回のイベントは長崎大学ならではのユニークな団体を集めていますので、幅広い大学生活を楽しむ選択肢もご紹介できたらと考えております。
長崎大学医学部2年生 高椋 賀大さん–
少しでも長大超会議に興味を持ってもらえたら、是非足を運んでみて下さい。
一度参加してもらえると、興味がない分野でも興味を持ってもらえるような工夫を凝らしています。
皆様のご参加をお待ちしています。
おわりに
今回の企画のお話を伺っていく中で、コロナ前に大学生だった人とコロナ後に大学生になった人の感覚の違いに驚きました。今の大学生の頭には、常に行動する際にはコロナの感染拡大を抑えるための手段を考えており、それらをやり遂げる能力があります。
コロナを「やらない理由」に仕立てて現状維持を正当化する大人が多い中、コロナと共存して企画を実行できるコロナ世代の大学生がとても頼もしく見えました。
僕もコロナ前に大学生になりましたが、彼らに倣って常に柔軟な思考と安全に開催できるアイディアを考え続けようと思います。
そんな新世代の若者が企画・開催する「長大超会議」を乞うご期待ください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。