経済成長より自然共生重視の価値観を提供する「アーバンファーミング」@東京都世田谷区

 

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廃校の屋上と神戸の山間部で始まった再生型文化「アーバンファーミング」プロジェクト(東京都世田谷区池尻×兵庫県神戸市北区)(ソトコト・2025年6月1日)

2025年4月、世田谷区池尻にある旧池尻中学校が「HOME/WORK VILLAGE」として再生され、その屋上に都市型農園「ART FARM IKEJIRI」が誕生しました。このプロジェクトは、都市生活者が農的なライフスタイルを取り入れることで、心身の健康やコミュニティの再生を目指しています。

具体的には、野菜や果物の栽培、ワイン用ブドウの育成、アーバンパーマカルチャーのワークショップ、週末のマルシェやイベント、コンポストの活用、畑の野菜を調理できるキッチンなど、6つの領域で展開が予定されています。

一方、神戸市北区では「米と味噌」プロジェクトが進行中です。この取り組みでは、有機米事業者とマイクロファーマー(小規模農業従事者)が協力し、使いにくい農地を活用して手作業での稲作や野菜栽培を行います。

また、苗づくりや脱穀、乾燥などの機械作業をハブ施設が請け負うことで、マイクロファーマーが経済的負担なく農業に挑戦できる仕組みを構築しています。

両プロジェクトに共通するのは、従来の経済成長モデルへの疑問と、自然との共生を重視する価値観です。都市部での屋上農園モデルや農村部でのマイクロファーマー連携モデルとして、全国展開の可能性も秘めています。

これらの取り組みは、都市の変革、食料自給率向上、環境問題解決、コミュニティ再生といった現代の課題に対し、「農」を通じた新しいアプローチを示しています。

 

sotokoto online(ソトコトオンライン)

東京・池尻の廃校屋上と神戸の山間部で、都市住民による新しい農業スタイル「アーバンファーミング」が同時進行している。205…

 


 

HOME/WORK VILLAGE - 旧池尻中学校跡地施設活用プロジェクト

旧池尻中学校跡地施設活用プロジェクト…