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「限界集落」と「渋谷のシェアハウス」に暮らす私が気づいた、お金にかえられない「資産」とは(FRAU・2023年11月17日)
コロナ禍以降、リモートワークの普及に伴い、ワーケーションや多拠点生活に対する関心が高まっています。社会活動家の石山アンジュさんもその一人で、東京・渋谷と大分・豊後大野の古民家を行き来しながら、多拠点生活を実践されています。1カ月のうち、10日を東京、10日を大分、残りは全国の地域を旅するように過ごされています。
大分では、自然に囲まれた集落で、地域の人々と助け合いながら暮らしており、湧水の共同管理や台風対策など、昔ながらの「コモンズ」の仕組みが残る場所です。一方、東京では、血縁にとらわれない共同生活を送るシェアハウス「Cift」で暮らしており、多様な人々と「家族のような関係」を築かれています。
石山さんは、幼い頃からシェアハウスで育ち、多様な人と関わることの豊かさを体感してきました。その原体験や、東日本大震災での「シェアすればなんとかなる」という想いが、現在のシェアリングエコノミー推進活動の原点となっています。
「Cift」では、全国各地に家を持つメンバー同士が宿を提供し合う「全国家族拠点マップ」も活用されており、日本中に「ただいま」と言える場所が広がっています。
多拠点生活には苦労もありますが、人との深いつながりや多様性に触れながら暮らすことに、石山さんは大きな幸せを感じておられます。コロナ禍を経てフルリモート勤務に切り替えたことで、より自由で豊かな暮らしが実現され、仕事への良い影響も感じています。
石山さんは、「人類皆家族」という思いのもと、誰もが「おかえり」と言い合える居場所を広げていくことを目指して活動を続けています。
社会活動家の石山アンジュさんは、東京都・渋谷のシェアハウスと大分県・豊後大野市の田舎の古民家に住まいを構えながら、1カ月…