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広島のカキ殻、建材への再利用進む 関西・九州の企業が内装や舗装に(中国新聞デジタル・2025年5月27日)
関西や九州の企業が、広島県内で発生するカキ殻を活用し、建築用の材料として製品化しています。カキ殻は養殖の過程で大量に発生し、処分が課題となっているため、環境に優しい素材として注目され、県外の企業でも再利用が進んでいます。
たとえば、神戸市のノザワは、細かく砕いたカキ殻を混ぜた内装用コンクリートボード「シェルインオイスター」を発売しました。見た目にもアクセントとなり、強度や価格は通常の製品とほぼ同じです。広島ならではの建材として開発されたもので、住宅や飲食店など幅広い用途での販売を目指しています。
また、福岡県のILBは、カキ殻を混ぜた舗装材を製造し、広島県庁跡地の商業施設に約2千平方メートル分敷設しました。この取り組みには約13トンのカキ殻が使われ、業界全体で循環型社会に貢献したいという意欲が示されています。
さらに、岡山市の大和クレスは、カキ殻を粉末にして4%混ぜた「オイスタークリート」を開発し、竹原市の施設で側溝に使用されました。今後は水質改善を目的とした海中利用も研究されています。
広島県では毎年約6万立方メートルのカキ殻がたまり、水産課は今後もその活用を広く呼びかけていく方針です。
関西や九州地方の企業が広島県内で出るカキ殻を使い、建築用の材料を製品化しています。建物の内装材や敷地の舗装材など用途は多…
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