造船のまちにアートやクリエイティブ拠点が溶け込む北加賀屋エリアの取り組み＠大阪府大阪市

SeaGraphが簡潔にお届けする「情報保管庫」です。

他の情報は　こちら　から！

大阪市住之江区の北加賀屋は、かつて造船業で栄えた町ですが、産業の衰退後、空き家や工場跡を活用し、アートやクリエイティブな施設が点在する魅力的なエリアへと生まれ変わりました。

名村造船所跡地を再生した「クリエイティブセンター大阪（CCO）」を皮切りに、約40の創造拠点が北加賀屋に広がっています。また、アーティストたちによるウォールアートプロジェクトが進行中で、街中の壁やシャッターに約35点の壁画が描かれ、日常にアートが溶け込んでいます。

さらに、金属加工を中心とした町工場が今も現役で稼働しており、ものづくりの歴史を感じさせます。交通の便も良く、新なにわ筋と南港通りが交差する位置にあり、四つ橋線を利用すればなんばや梅田へのアクセスも便利です。

昔ながらの下町情緒も残っており、個人商店や商店街、小さな公園や銭湯などが点在し、落ち着いた暮らしやすさを提供しています。特に、文化住宅をリノベーションした複合施設「NAGAYArt（ナガヤート）」が完成し、1階にはカフェやサンドウィッチ店、2階にはペット可の住居が設けられ、現在賃貸募集中です。

このように、北加賀屋はアートと下町の魅力が融合した、住むにも訪れるにも魅力的な街として進化を続けています。