空き家活用で作品制作に取り組む。活動費も支給する「住みます芸術家」@鹿児島県さつま町

 

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「住みます芸術家」を募集! 空き家提供、活動費39万円、滞在期間60日以上…自然豊かな過疎の町にある町内屈指の観光地区が、アートで活性化プロジェクト始動 さつま町紫尾(南日本新聞・2024年7月7日)

鹿児島県さつま町の紫尾(しび)地区で、アートを活用した地域活性化の取り組みが新たに始まりました。地元の空き家を活用して作品制作に取り組んでいただける「住みます芸術家」を募集しています。このプロジェクトは、芸術を通じて地域の魅力を引き出し、交流人口の拡大や地域のにぎわい創出を目指して実施されるものです。

募集されている芸術家の活動期間は、令和6年9月1日から12月22日までの間で、そのうちの60日から90日間の滞在が求められています。選ばれた方には、滞在中の活動費や生活費として、39万円が支給されます。活動場所となる拠点には、生活に必要な家具や家電も用意されていますので、安心して滞在することができます。

芸術家には、紫尾地区内で屋外展示が可能な作品を最低1点制作していただき、地域に寄贈することが求められます。また、滞在中には地元住民との交流や、地区内で開催される行事への参加も積極的に行っていただきます。

紫尾地区は、温泉や紫尾神社などの観光資源がありながらも、近年は人口減少が進んでおり、空き家も増加しています。今回のプロジェクトは、こうした地域課題の解決を図るとともに、紫尾の自然や文化の魅力を外部に発信し、芸術の力で地域を再生することを目的としています。

実行委員会の市囿庄一(いちぞの・しょういち)委員長は、「紫尾は自然豊かで人も温かく、魅力的な場所です。この地域の新たな景色を、芸術家の力で生み出してほしい」と語っています。

 

南日本新聞デジタル

鹿児島県さつま町紫尾地区でアートを生かした地域おこしが始まった。地区内の空き家に滞在し、地域ならではの作品制作に励んでく…