MSC認証について楽しみながら学べるカードゲーム「Loser of Loser」を大学生が開発

 

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「魚の買い方で未来も変えられる」大学生開発のカードゲームで気づく海の課題(サストモ・2019年3月13日)

学生5名で構成される「チームサステナ」は、日本大学商学部秋川ゼミナールの活動として、MSC認証について楽しみながら学べるカードゲーム「Loser of Loser」を開発しました。

このゲームではプレイヤーがスーパーで魚を選ぶ消費者役となり、MSCラベルのある魚を買うと1匹ずつしか獲得できませんが、ラベルなしの魚を選ぶとストーリーカードを引き、2~4匹の魚を獲得できます。ゲームは3セット行われ、どこかの海洋で魚が絶滅するとそこでゲームオーバーとなります。MSCラベルなしを選び続けると、最終的に大きなマイナス点となるため、徐々にラベルありの魚を選ぶことが合理的であると気づく構造です。

このゲームは、体験会が8回開催され、約280名がプレイしました。全国の大学生が集まる「日本学生経済ゼミナール大会」では最優秀賞を受賞し、参加者の一部が「MSCラベルの魚を買った」と行動を変えたとの報告もあり、実際に意識と行動の変化を促しています。開発期間は1年にわたり、27回のバージョンアップを経て完成しました。専門家にヒアリングを100回以上行い、共有地の悲劇といった経済理論も取り入れて、子どもでも理解できるルール設計とバランス調整が施されています。また「MSCラベルなし=悪者」とならないよう配慮し、漁師さんの声も取り入れています。

今後は、消費者がMSCラベル付きの魚を積極的に選ぶことで、流通や漁業のあり方を変えていくことが重要とされ、ノルウェーのように漁獲量を国が管理する仕組みやオンライン報告の導入も提案されています。

 

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