原料が海ごみの絵馬「UMI‑EMA(ウミ絵馬)」企業連携で海の問題を考えるきっかけに

 

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生き物と人の願いを、海洋ごみでできた絵馬に託して。企業連携で海の課題を考える「UMI-EMA」(IDEAS FOR GOOD・2025年7月16日)

「UMI‑EMA(ウミ絵馬)」は、海洋ごみをアップサイクルして絵馬を作り、海の生き物と人間の「願い」を重ねて共有する企業間共創プロジェクトです。これは、産官学民連携の「Blue Ocean Initiative(BOI)」から生まれ、REMAREとフィッシャーマン・ジャパンが中心となっています。

絵馬は廃棄漁具100%で作られ、ジンベエザメやクロマグロなど5種類の生き物の願いが描かれています。たとえば、ジンベエザメは「ごみではなく生き物が泳ぐ海で暮らしたい」と願っています。

この絵馬は、住吉大社でお祓いを受けた後、6月8日の世界海洋デーに大阪・関西万博で展示され、来場者からは「かわいい!」という声とともに、ごみ問題への関心が高まりました。本プロジェクトでは、日常に絵馬を取り入れることで海への思いを持ち続ける「太陽のアプローチ」を大切にしています。

今後はBOI加盟企業や住吉大社で絵馬が販売され、売上は海洋保全団体への寄付や再リサイクルによる公共施設活用にも役立てられます。わずかな量でも、願いを通じて意識や行動の変化を促すことを目指しています。

 

IDEAS FOR GOOD

海洋ごみをアップサイクルして絵馬を制作し、そこに海の生き物の願いと人間の願いを重ね合わせながら、海への願いを持つ人を増や…

 


 

UMI-EMA -

UMI-EMA(恵馬)は、海に漂う廃漁具を再生し、願いを託す祈りのかたちへと生まれ変わった絵馬です。海洋ごみという課題に…