安定的な水源確保へ。災害時に生活用水を確保する「協力井戸」@北海道札幌市

 

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「協力井戸」を知っていますか?災害時に生活用水を確保へ 能登半島地震で有効活用、札幌市内473か所も認知度低く周知に課題(HBC北海道放送・2025年8月14日)

「協力井戸」とは大災害時に民間所有の井戸を住民に開放するボランティア制度で、断水時の生活用水確保に役立つ仕組みです。2024年の能登半島地震では、復旧が遅れる水道に代わって井戸が活用され、多くの方が井戸から水を汲むことで衛生維持に貢献しました 。

札幌市内には約700か所の井戸があり、そのうち約7割の473か所が「協力井戸」として登録されていますが、認知度は非常に低く、市民への周知が課題となっています。実際に、学生からは「ジブリにしか出てこない」といった感想や、「初めて聞いた」という声もありました 。

また、大阪公立大学の遠藤崇浩教授は、「井戸には水が得られる速さやコスト、供給範囲といった利点がある」と指摘し、地震がいつ起きてもおかしくない北海道において、身近な水源として井戸を再認識する必要性を訴えています 。

 

HBC NEWS

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