【2025.11】イチニチヒトコト

 

1日1文(イチニチヒトコト)は、これまでに出会ってきた古今東西の名言を1日1つ、紹介していくコーナーです。

迷った時や困ったときに、この名言に耳を傾けると意外な突破口を開くことができるかもしれません。

 

過去の1日1文はこちらから

 


2025.11.30

道に浸る。

すべて一芸一能に身を入れるものは、その道に浸り切らねばならぬ。

身体中の全細胞が、絵なら絵、短歌なら短歌に向かって、同一方向に整列するほどでなければなるまい。

道に浸る大切さを示した文章です。何かを目指したいと考えている人は、まるで細胞が一列になるかの如く、集中して取り組み続けなければ目指す姿になることはできないのです。

2025.11.29

少しずつでもいいから結果を出し、地道な成功を積み重ねた方がずっと生産的。

成功は次の成功を生み、やがてそれらは飛躍的な達成に繋がっていく。

焦ってすぐに結果を追い求めることは避けなければなりません。どこかのタイミングで成功が頭打ちになるからです。地道な努力を毎日重ねていくことが一番です。

2025.11.28

錦を着て郷土に帰ることを願うまえに、先(ま)ず郷土を錦とすることを願え。

鹿島市出身の社会運動家、田沢義鋪(よしはる)(1885~1944)の言葉です。地元を愛し、地に足の着いた活動から始めることが、世界に広がっていくのです。

2025.11.27

無理だなあ、限界だなあと思った時、実は、その倍頑張れるらしい。

逆に言えば、心は4分の1の段階で折れ始める。

心を鍛えれば多くのことができる。

心や精神を鍛えることは、多くのことができるようになることにつながります。無理だ、限界だと思ったタイミングから、本当の勝負が始まるのです。

2025.11.26

悩み苦しむ時間が人をとよく、しなやかに、聡明にする。

悩み、苦しむ時間はできるだけ避けたいと思うものです。しかしそれを受け止めて耐え続けるからこそ、良い人間が形成されるのです。

2025.11.25

悲しみが人を優しくし、坂道多ければ汗の輝きを知る。

と人に対して優しい人ほど多くの悲しみを背負っています。坂道が長く続き、苦労している人ほど、汗の輝きの価値を知っているのです。

2025.11.24

動物の数え方は死んだ後に何が残るかで決まる。

牛や豚は一頭、鳥は一羽、魚は一尾。

つまり、食べられない部位、残る部位で呼ぶらしい。

そして人間は、死んでから「名前」が残るから「一名」

とても考えさせられる言葉です。次世代の人が名前を残したくなるような生き方をすることが、良い生き方ではないでしょうか。

2025.11.23

鳥は嵐の中で羽を鍛え、凧は向かい風で高く飛べる。

厳しい環境に身を置くことでしか、実力を身につけることはできません。そして、さらに厳しい向かい風があることで飛躍することができるのです。

2025.11.22

まず徹底的に情報を収集して、それでも手に入らない情報は自らの頭をフル回転させて突破口を考える。

そして、自らの立てた仮説を証明するために徹底的に検証作業をしていく。

天才は努力することを厭わない。自分を納得させるためにやっている。それを努力だとも思っていない。

だから、周りの人にはその天才の姿がとても輝いて見える。

天才と言われる人がなぜ輝いて見えるかについて紹介しています。努力を努力と思えないくらい夢中に取り組んでいる姿が、多くの人を憧れさせるのです。

2025.11.21

後悔せず生きるためには「能力」より「在り方」、「知識」より「行動」

読むべきものは「空気」より「自分の心」

生まれた時から持っている先天的なものに依存することなく、後天的に身につけることができる技術を磨き続ける人の方が高い実力を持っています。

2025.11.20

雨降って地固まる。虹が見たければ雨が必要。

雨は一見苦労や涙といったネガティブな要素がみられますが、雨があることによって地面が固まり、虹を映すことができるのです。

2025.11.19

植物は暗闇の中で根を伸ばし、根無し草は花咲かない。

人間の成長を比喩した言葉です。花を咲かせるためには、暗闇で根を伸ばすという他の人には見えない努力が必要です。

2025.11.18

メンタル乱れる原因のほとんどは「執着」

過ぎたことへの執着に囚われている人は意外と多いです。「執着する無駄な時間なんて私にはない」というマインドがメンタルを整えるだけでなく、自由に生きる上でとても大事なのです。

2025.11.17

「覚悟の日常化」が大切。

肝心なのは、その覚悟が日々の生活に実装されているかどうか。

時々、覚悟をこれ見よがしに誇示するかのように、がむしゃらに瞬間最大風速的に努力する人がいますが、たいていそれは長続きしません。時々にしか覚悟を示せないのは、覚悟がないのと同じなのです。

2025.11.16

前後際断(ぜんごさいだん)

禅の言葉です。過去のことを悔やむことなく、未来のことを案ずることなく、一日一日を精一杯、悔いが残らないように全力を尽くすという意味です。心を磨く掃除においては、明日に持ち越さないことが大切なのです。

2025.11.15

言葉には気をつけよ。付け加えることはできても、取り消すことはできないのだ。

料理の時の調味料と言葉は似たようなものです。常に考えて発言をすることが必要です。

2025.11.14

遠慮と謙虚は、しすぎない。

遠慮と謙虚は意味が全く違います。謙虚さは大切ですが、遠慮はしすぎてはチャンスを失ってしまうのです。

2025.11.13

オリジナリティとは何か?バレない盗作のことである。

イギリスの神学者であるウィリアム・ラルフ・イングの言葉です。学ぶは真似るという日本古来の言葉にも通じる概念です。

2025.11.12

謙虚さがあれば、周りを見ることができる。

謙虚さがあれば、人の良いところを知ることができる。

謙虚さがあれば、全てを学びとすることができる。

謙虚さとは己を磨く力となる。

謙虚であることはとても大切なことです。謙虚な心があることで、人は成長し続けることができます。

2025.11.11

「気が合わないなあ」と思ったら、気が合うところまで離れる。

近すぎると、見なくていい部分も見える。

少し離れると、良い部分がたくさん見えてくる。

大切なのは、できるだけ近づくことではなく、程よい距離感を保つこと。

良好な人間関係を構築する際には、距離感がとても大切です。全ての人と距離を縮める必要はありません。程よい距離感がベストなのです。

2025.11.10

本当にメンタルが強い人とは

泣かない人とか心が折れない人とか

弱音を吐かない人のことではなく

どんな状況に陥ってもちゃんと自分の弱さを認められて

自分の心を整えるために、何をしたらいいかをわかっている人のこと。

メンタルが強い人になるために必要なことが説かれた言葉です。自分の弱さを受け入れられるからこそ、泣いた後でもまた笑えるのです。

2025.11.09

「ネットで検索すれば知りたい情報が得られる」と無邪気に信じられるのは

知識の大海の深さと広がりを知らないから。

インターネットの世界の情報は、現実の世界の1部でしかありません。だからこそ、インターネットに全てを委ねるのはとても危険なことであり、知らない間に視野が狭くなってしまうのです。

2025.11.08

水の中で泣いている人に、気づける人になりなさい。

涙と水は非常に似ていますが、よく観察すると表情が他の人と異なるはずです。表面的な様子ではなく、相手のことをよく見ることが良い人間関係を構築する上で重要なことです。

2025.11.07

一隅を照らす、此れ即ち国宝(人材)なり

比叡山延暦寺(天台宗)の開祖である最澄が人材教育の重要性を説いた一節です。自分自身が置かれたその場所で、精一杯努力し、明るく光り輝くことのできる人こそ、何物にも代えがたい貴い国の宝です。一人ひとりが最善を尽くすことで自分自身を照らし、そしてこれが自然に周囲の人々の心を打ち、響いていくことで他の人々も照らしていきます。そうしてお互いに良い影響を与え合い、やがて社会全体が明るく照らされていくのです。

2025.11.06

幸福は目的ではなく、結果である。

ある経験に対して人が抱く全体的な満足度は、最も強烈な瞬間と、経験がどう終わったかということに左右されます。心理学者・行動経済学者のダニエル・カーネマン提唱した概念「ピーク・エンドの法則(peak–end rule)」を活用して、結果的に幸福になるように目指しましょう。

2025.11.05

みんながうっすら抱える痛みを解決するより

偏頭痛のような、数は少ないが、強い痛みを抱えた人を癒すことを目指すべき。

課題解決をしたいと思っている時は、薄い効果が期待できることよりも少数が非常に困っている問題の解決を目指す方が、自分の取り組みが明確になるのです。

2025.11.04

「コンセプトがなくてもわかるのが良いデザイン」だと言う発想はアート的な見方

「使うコンセプトが変われば理解が変わる」のがデザインの特徴であり、アートと違う点である。

アートとデザインの違いを示した言葉です。時代によって求められることが違うように、デザインは使うコンセプトによって使い方や評価が変わるのです。

2025.11.03

弱点は、つついてもいいけど、突き刺してはいけない。

弱点は、視点を変えることでその人の魅力になります。弱点に触れることは人間関係をより良くする可能性がありますが、突き刺してしまうと逆に険悪になる場合があるのです。

2025.11.02

悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する。

悲しいという感情は気分が原因で、楽に、楽しく行こうという感情は意思に起因します。同じ世界を生きるなら楽しく生きよう、と割り切った意思を持つと、生きやすい世界に変わっていきます。

2025.11.01

才能とは誰も射ることのできない的を射ることであり

天才とは誰にも見えていない的を射ることである。

才能と天才の違いを解説した名言です。似ているようで違うこの2つを見極めることができると、物事を早く進めることができるでしょう。