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神戸市電、豊かな須磨沖育む漁礁に 50年前沈めた60両「まるで花電車」(神戸新聞NEXT・2025年9月25日)
神戸・須磨沖に沈められ、漁礁となった神戸市電の車両を水中で撮影する活動をしているのは、水中写真家で元神戸市文化スポーツ局長の宮道成彦さん(60)です。
宮道さんは1984年に神戸市の職員として採用され、交通局にも勤務しました。市電は1910年に開業し、約60年間市民の足として活躍しましたが、1971年に廃止され、一部の車両は広島に引き継がれました。残りの車両は須磨沖に沈められ、現在は魚たちの住処となっています。
宮道さんは趣味のダイビングで須磨沖の市電を撮影し、2021年には4両を発見しました。その様子はSNSで紹介され、市民にも好評でした。今年9月には再び潜り、新たに5両目を発見し、動画収録にも成功しました。車両には魚やイソギンチャクが住みつき、「花電車」のような光景が見られたと宮道さんは語っています。
この映像はケーブルテレビの番組やユーチューブで紹介され、市民自慢の海を全国に伝える機会となりました。宮道さんは阪神・淡路大震災後から地元の海の美しさを伝える活動を続けています。
神戸新聞NEXT
神戸・須磨沖に沈められ、漁礁となった神戸市電の車両を撮影する水中写真家で元市文化スポーツ局長の宮道成彦さん(60)が9…