全国各地の医療機関が連携する海上の医療システム「洋上救急」

 

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洋上救急

「洋上救急」とは、海上で発生した急病やけがに対して、全国各地の医療機関や関係機関が連携して対応する海上の医療システムです。海上では陸上のようにすぐに病院へ搬送することが難しいため、迅速で的確な対応体制が求められます。

具体的には、船舶や漁船などからの救急要請を受けると、海上保安庁が救難ヘリコプターや巡視船を出動させ、医師や看護師と連携して患者を搬送します。搬送先となる医療機関は、患者の症状や位置情報をもとに最も適した病院が選定され、陸上と海上の双方で連携が取られます。

最近では、遠隔診療システムや衛星通信を活用し、現場から医師がリアルタイムで指示を出せる体制も整備されています。

このような仕組みにより、海上での医療アクセスが向上し、漁業従事者や海上交通に関わる人々の安全がより確実に守られています。

 

日本水難救済会(マリン・レスキュー・ジャパン)は、海で事故に遭遇した方々の救助を行うボランティアを支えるための団体です。…