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青森・陸奥湾の養殖ホタテ、水揚げ量が平年の1割水準 ベビーホタテ需要増も一因
(河北新報ONLINE・2025年3月30日)
青森県陸奥湾での養殖ホタテの水揚げ量が大幅に減少しています。平内町漁協の2025年の漁獲量は4,095トンと予想され、1970年以降で過去最少となる見込みです。
この減少の主な原因は、高水温と2024年秋以降の海中の餌不足による稚貝の大量死です。専門家は、ホタテの絶対数を増やすため、現在はベビーホタテ(半成貝)を出荷せず、親貝となる成貝を残すべきだと指摘しています。
さらに、平内町漁協の2024年の決算では、1億3,723万円の赤字が計上され、1970年以降で最大の赤字額となりました。
また、2025年度のベビーホタテの入札価格は、前年より171円高い1キロ当たり312円となり、1972年度以降の最高値を記録しています。
これは、品薄状態が続いているためとみられ、今後さらに高値で推移すると予想されています。
青森県陸奥湾で、養殖ホタテの水揚げ量の半分を占める平内町漁協の2025年の漁獲量が4095トンと予想され、1970年以…
河北新報オンライン