再生可能エネルギー企業が取り組む藻場再生

 

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海の砂漠化を解消!再生可能エネルギー企業「インフラックス」が取り組む“藻場再生”の実情(OCEANS・2025年3月28日)

再生可能エネルギー企業「インフラックス」は、日本沿岸で深刻化する磯焼け(海の砂漠化)問題に取り組んでいます。

磯焼けは、海藻類の減少や消失を引き起こし、魚介類の生息地を奪う現象で、主な原因として温暖化による海水温の上昇、森林の荒廃、沿岸開発による養分の減少、食害などが挙げられます。

この問題に対し、インフラックスは植物プランクトンの成長を促すフルボ酸鉄を人工的に生成し、磯場に設置することで藻場の再生を目指しています。

フルボ酸鉄は本来、森林の腐植土壌に存在する有機物で、雨によって川から海へ流れ込んでいましたが、高度経済成長期以降のダム建設や河川整備により供給が減少しました。

インフラックスは、鉄工所の鉄屑とダムの土泥に含まれるフルボ酸を組み合わせてフルボ酸鉄を生成し、東京都の伊豆・大島での実証実験にも参画しています。 

 

日本各地の沿岸で深刻さを増している磯焼け。磯がなくなり、海草や海藻がなくなり、ひいては魚介が減っていく……。こうした出口…

 


 

INFLUX INCのウェブサイト…