プロジェッティスタに学ぶものづくり@イタリア

 

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遠回りしながら「控えめに」デザインする。イタリアの“プロジェッティスタ”に学ぶものづくりの本質【SHIROイベントレポート】(IDEAS FOR GOOD・2025年4月1日)

202410月、コスメブランドSHIRO主催のトークイベント「ものづくりの手前に踏み込む、イタリアからの学び」が開催され、ローマ在住の批評家・アーティストである多木陽介氏が登壇しました。

多木氏は、194050年代のイタリアで使われていた「プロジェッタツィオーネ(プロジェクトを考えて作ること)」という概念を紹介し、当時のデザイナーたちは「プロジェッティスタ」と呼ばれ、人間の生活や幸福を中心に据えたものづくりを行っていたと説明しました。

彼らは、目的地に急がず、遠回りしながら様々な学びを得る手法を重視し、モノの存在理由を深く考察することで、本質的なデザインを追求していました。

このイベントを通じて、現代の消費社会におけるものづくりの在り方を再考し、本当の豊かさや創造力についての理解を深める機会となりました。

 

IDEAS FOR GOOD

昔イタリアでは、今でいうデザインを「プロジェッタツィオーネ」と呼びました。この実践者たちは「控えめな」創造力を持っていた…