富士通発の「BLUABLE」が独立。ブルーカーボン事業を全国16箇所で展開

 

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ブルーカーボン新会社設立、富士通から分離で藻場造成(みなと新聞・2024年12月5日)

富士通は3日、ブルーカーボン事業で新会社「BLUABLE」(ブルアブル、兵庫県宝塚市、魚谷貴秀代表取締役)を設立しました。社内の新規事業創出プログラムを活用し、10月に独立しました。現在、北海道から九州まで全国16カ所の海域で藻場造成の実証実験を実施しています。

BLUABLEは、海藻が着生しやすい特殊な基質を用いた軽量な藻場造成キットを開発しました。このキットは、砂地など従来藻場の形成が難しかった海域でも設置が可能で、重機を使わずに短期間かつ低コストで導入できます。

同社は、造成した藻場によるCO₂吸収量を測定し、「Jブルークレジット(ジャパンブルーエコノミー技術研究組合が発行するカーボンクレジット)」の取得をワンストップで支援しています。今後は、IoTやAI技術を活用した高精度な測定の実証も予定されています。

藻場は、CO₂の吸収・貯留だけでなく、水質浄化や生物多様性の維持にも重要な役割を果たします。しかし、近年は海水温の上昇などにより藻場の減少が進んでおり、BLUABLEの取り組みは、持続可能な海洋環境の保全と再生に貢献するものです。

 

URL:https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/e-minato/articles/148075

 


 

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