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森からどのような経済をつくるのか。森林ディレクター奥田悠史が語る15年後(Forbes JAPAN・2024年12月12日)
人々の暮らしから森が離れたことで、身近な森林資源が活用されず、森は放置されるようになりました。その背景には、森と人とをつなぐ「道」が失われたことがあると考え、「やまとわ」の「森の企画室」はその再接続に取り組んでいます。
やまとわは長野県伊那市を拠点に、「夏は農業、冬は林業」という複合経営を行っています。循環型農業や地域材を使った製品づくりに加え、森を体験し学べるプログラムも運営しています。
取締役の奥田悠史さんは、自然と人、社会をつなぐビジネスづくりを目指し、多様な専門性を持つメンバーと共に活動しています。2022年からは鳩吹山での森づくりにも着手し、地域の自然環境を調査したうえで、7つのゾーンに分けて持続可能な活用方法を設計しました。
やまとわは、利益の出る事業と挑戦的な事業を組み合わせながら、15年先を見据えた森の管理と経済の循環を目指しています。
日本の森の多くは手入れが行き届いておらず、森の活用には新たな「デザイン」が必要です。やまとわは、自然への理解とデザインの力を活かし、森と人、文化をつなぐ未来をつくろうとしています。
人との暮らしから離れたことで、森は放置されるようになった。利用価値も低くなったために、伐採せず、木材を海外からわざわざ取…