福岡市の屋台が多様化。ラーメン屋台からイタリアン・カクテル・コーヒーまで@福岡県福岡市

 

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福岡市の屋台のイメージと一線を画す天神東地区の魅力…旬の果物でカクテル、スペインやジャマイカの料理(読売新聞オンライン・2025年4月19日)

福岡市の名物である屋台では、市の公募によって営業を始めた店舗が全体の4割を超え、営業スタイルも多様化しています。天神東地区では、デザイナーによる屋台やイタリアン、カクテル、コーヒーなどを提供するおしゃれな屋台が増えており、今月も新たに2軒がオープンしました。市はこの地区を「グルメとおしゃれが融合する最前線」と位置づけ、新たな観光スポットとしてPRしています。

例えば、神奈川県川崎市出身の綾加維新さんは、飲食店を持つ夢を持ちながら福岡市の公募に応募し、木材と籐を使って自作した屋台「LEF」の営業準備を進めています。旬の食材を使った料理やお酒を提供する予定で、市の検査にも合格し、営業開始を楽しみにしています。

また、LEFの隣の屋台では、ハンドドリップコーヒーや「コーヒー焼酎」など個性的なメニューを提供しており、元会社員の菅原武春さんが「仕事帰りに立ち寄れる屋台を」との思いで開業しました。カフェのような雰囲気が若者に人気です。

2013年に始まった公募制度では、安全面に加え、おもてなしの工夫や独創性が審査されるため、個性的な屋台が増えています。公募の競争率も高まり、昨年の5回目の募集では6区画に対して61人が応募し、倍率は10倍を超えました。特に若い世代の応募が増え、平均年齢は31.6歳となっています。

市は、若い世代の参入によって屋台文化に新しい風が吹き込み、多様な客層に楽しんでもらえる場になっていると評価しています。

 

読売新聞オンライン

【読売新聞】 福岡市の名物・屋台を巡り、市の公募で営業を始めた店が4割を超え、営業スタイルも多彩になってきた。天神東地区…