デザインを通じて社会課題の解決に取り組む「NOSIGNER 太刀川 英輔氏」

 

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デザインの力で環境問題を解決する。NOSIGNER代表・太刀川 英輔さんの考え方(サストモ・2024年4月15日)

NOSIGNER代表の太刀川英輔さんは、建築家を志す中でデザインの多様な可能性に魅了され、大学院在学中に起業しました。彼は、デザインを通じて社会課題の解決に取り組むことを目指し、約20年にわたり活動を続けています。

幼少期から、まだ使える家電が廃棄されることに疑問を抱き、修理して再利用するなど、サステナビリティへの関心を持っていました。高校時代には、環境問題や哲学に詳しい大人たちとの出会いを通じて、持続可能性について学びを深めました。

太刀川さんは、デザインと環境問題は密接に関連していると考えています。衣類や食料品などの生活必需品は自然環境から生まれ、製造や輸送の過程で多くの資源を消費し、CO2を排出します。これらの背景を可視化し、消費者に伝えることもデザインの役割であると述べています。

彼が手掛けたプロジェクトの一例として、廃材を活用したオフィスデザインがあります。また、「e.CYCLE」というサービスを通じて、再生可能エネルギーの普及と地域社会への還元を図っています。このサービスでは、売上手数料の75%を発電所が所在する地域に還元し、地域と発電所の双方に利益をもたらす仕組みを構築しています。

さらに、使い捨てのペーパー・インソール「SUASI」では、パッケージを省略し、製品自体をパッケージとして利用するデザインを採用。これにより、従来品と比較して1足あたりのパッケージ重量を92%削減しています。

太刀川さんは、環境問題への意識を高め、行動を起こすためには「観察」が重要であると強調しています。また、深い理解を得るためには読書が有効であり、AIを活用して適切な書籍を見つけることも一つの方法であると提案しています。

彼は、「自分一人の力が地球の未来につながる」と意識し、問題を観察し、知ることが、サステナブルな未来への第一歩であると述べています。一人ひとりの行動が、持続可能な社会の実現に寄与するのです。

 

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