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東京はもっと緑化に向き合える。シモキタ園藝部から考える、都市緑化の可能性(サストモ・2024年2月21日)
2023年は、神宮外苑や大阪、そして一部民間企業による街路樹の無断伐採など、都市部での樹木伐採に関するニュースが多く見られました。都市では開発が優先され、緑が失われることに違和感を抱きにくくなっている一方で、世界の都市では気候変動や生物多様性への対応として、都市緑化の取り組みが進んでいます。
都市緑化には、景観形成や環境保全、洪水の予防、気温上昇の緩和、癒し効果など、多くのメリットがあります。マドリードやシンガポールでは広大な緑地の整備が進んでおり、それぞれ都市政策の中心に位置づけられています。
一方、東京では街路樹100万本を目指す取り組みが進められてきましたが、他都市に比べると緑化面積は限られており、根の張れるスペースの確保など課題も残っています。
そのような中、下北沢駅周辺の旧小田急線路跡地では、住民・企業・行政が連携し、市民参加型の緑化プロジェクト「シモキタ園藝部」が活動しています。植栽管理やコンポスト事業、飲食店の運営、ワークショップ開催など、多様な活動を通じて持続可能な緑のあり方を模索しています。
このプロジェクトは、住民の声と専門知見を取り入れながら「のはら」などの自然豊かな空間を実現し、都市の中に自然と人の循環を根づかせる好例となっています。
サストモは、未来に関心を持つすべての人へ、サステナビリティに関するニュースやアイデアを届けるプロジェクトです。メディア、…
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