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みんなが集う“公民館”を目指して。承継から5年経った銭湯「菊の湯」が愛される秘訣(LOCAL LETTER・2025年5月6日)
長野県松本市にある銭湯「菊の湯」は、創業から約100年の歴史を持ち、約5年前に株式会社栞日へ事業承継されました。現在は、3代目「湯屋チーフ」の鮎沢日菜子さんを中心に、地域の人々が集う“公民館”のような存在を目指して運営されています。
日菜子さんは、祖母が銭湯で築いた人間関係に感銘を受け、銭湯の魅力に惹かれました。事業承継後、彼女は掃除や備品の整理など、細部にまで気を配り、訪れる人々に「待っていたよ」という気持ちを伝えることを大切にしています。
また、「菊の湯カレンダー」では、整体や体操などのイベント情報を発信し、地域住民が気軽に立ち寄れる場を提供しています。2階の休憩スペースでは、子どもたちの居場所づくりとして「菊の湯てらこや」を開催し、学生や地域住民が勉強を教えるなどの活動を行っています。
スタッフのアイデアを尊重し、例えば琵琶の演奏会を開催するなど、地域の多様な文化を取り入れた取り組みも行われています。これらの活動を通じて、菊の湯は地域のつながりを育む場として、次の100年へと歩みを進めています。
まちに根付く施設に関わり、長く続いてほしいと力を尽くすアナタへ。100年続く松本の銭湯「菊の湯」。世代交代を経て、人が集…