真珠小屋が地域再生の研究拠点となる宿泊研修施設「うみらぼ」へ改修＠三重県志摩市

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三重県志摩市の英虞湾沿岸では、かつて1300軒以上あった真珠養殖の作業小屋が、作業者の高齢化や担い手不足により衰退し、現在では約300軒が空き家となっています。この状況を受け、地元出身の川野晃太さんは、2024年4月に祖父や父が使用していた真珠小屋を改修し、宿泊研修施設「うみらぼ」を開設しました。

「うみらぼ」は、単なる宿泊施設ではなく、地域資源の活用方法を研究する拠点として位置づけられています。施設は1日1組限定の貸切制で、英虞湾の奥まった場所にあり、小型船で約10分かけてアクセスします。最大8人が宿泊可能で、外には特設サウナが設置され、トイレの屋根には真珠養殖用のイカダを再利用するなど、地域の特色を活かした設計がされています。

開業から約1年で、約1000人が宿泊や研修で利用し、国内外からの利用者が増加しています。

企業の中には定期的に訪れるケースもあり、地域再生のモデルとして注目されています。