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みんながフラットな関係を築くまち。「のきした」という場づくり。(ソトコト・2023年3月5日)
長野県上田市の商店街にある文化施設『犀の角』を拠点に、「のきした」というプロジェクトが展開されています。この取り組みは、日本家屋の「軒下」に着想を得て、誰もが安心して集える場所をまち全体に広げようとするものです。多様な背景を持つ人々が関わり、地域のつながりを再構築しています。
プロジェクトの始まりは、NPO法人『場作りネット』の元島生さんと、『犀の角』の運営者・荒井洋文さんの連携にあります。コロナ禍で困難を抱える女性や母子を支援するため、2020年4月に『犀の角』内に「やどかりハウス」が設置され、1泊500円で宿泊できるようになりました。
その後、地域住民同士が助け合える場を目指し、「のきした」が本格的に始動しました。2020年末から2021年初めにかけては、食料の配布や炊き出しを行う「おふるまい」イベントが開催され、参加者同士の交流が深まりました。この経験から、困難を抱える人々との「出会い直し」や「つながり直し」の重要性が再認識されました。
現在も「おふるまい」は定期的に実施されており、外国人住民との交流を図るなど、多様性を尊重した地域づくりが進められています。「のきした」は、誰もがフラットな関係でつながるまちを目指す、温かな取り組みです。
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