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「すごく助かる」小さな村に初のコンビニ 村が100%出資の株式会社が運営 山梨・道志村
山梨県南都留郡道志村に2025年6月6日に開業した「ローソン道志店」は、村が主導して整備した全国でも珍しい「地域共生型コンビニ」です。周辺10km圏内にスーパーやコンビニがなく、住民の買い物環境が大きな課題だったことから、村が100％出資する「株式会社どうし」がフランチャイジーとなり、過疎対策事業債を活用して開設されました。
営業時間は朝6時から夜10時までとし、地域の生活リズムに合わせた運営を実施。標準的なローソン商品に加え、道志村の特産品も取り扱い、今後は生鮮品の販売拡大も計画しています。店舗は駐車場21台を備え、村内外の利用客に対応しています。
また、観光パンフレットやイベントポスターを掲示することで、地域の情報発信拠点としても機能。観光客との接点をつくり、移住・定住促進への効果も期待されています。さらに、買い物が困難な高齢者への支援として、移動販売の展開も検討されています。
この店舗は、防災物資の供給拠点としての役割も担う予定で、地域インフラとして多面的な活用が期待されています。地元雇用の創出や産品の販路拡大にも貢献し、村全体の経済循環にも寄与しています。
ローソン道志店は、買い物支援・観光振興・防災・雇用といった複数の役割を併せ持つ「地域の拠点」として、過疎地域における先進的な取組みとして注目されています。
TBS NEWS DIG
人口およそ1500人の山梨県道志村に、村内に初めてとなるコンビニエンスストアがオープンしました。地域のニーズに合った商品…
