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生きがいと収入を生み出す「ばあちゃんビジネス」:福岡発の会社が仕掛ける老いの輝き(nippon.com・2025年6月10日)
福岡県うきは市に拠点を置く「うきはの宝株式会社」は、高齢者の生きがいや収入の場を創出することを目的に、地域密着型の「ばあちゃんビジネス」を展開しています。干し芋やもんぺ作り、喫茶店の運営など、多彩な事業を通じて高齢者が活躍できる場を広げています。
看板商品の「密な干し芋」は、地元の紅はるかを熟成させ、70〜80代の女性たちが手作業で製造しています。味と品質の高さから注目を集め、福岡県知事賞も受賞しました。また、久留米絣を使ったオリジナルのもんぺは、地域の職人と協力し、使いやすさと伝統を両立させた製品として好評です。
福岡市では、認知症の高齢者も参加する「ばあちゃん喫茶」が始まり、料理や接客などを通じて、役割を持って関われる場となっています。こうした活動は、認知症支援の面からも注目されています。
さらに、高齢女性の姿を伝える「月刊ばあちゃん新聞」も発行され、企業や行政にも読まれるなど反響を呼んでいます。
代表の大熊充さんは、若い頃の入院体験をきっかけに「高齢者に恩返しがしたい」という思いでこの事業を始めました。今後は全国のばあちゃんが集まるフェスの開催や、売上1億円を目指す計画もあり、高齢者の力を社会に活かす取り組みが広がりつつあります。
nippon.com
超高齢社会に突入しシニアビジネス花盛りだが、国内外で注目を集める会社がある。2019年に創業した「うきはの宝」だ。働く場…