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コロナを経て問い直した夜の街の価値。今後のカギは「ナイトタイム」の可能性を探る社会づくり(齋藤貴弘・2023年6月24日)
新型コロナウイルスの影響を受け、一時停滞していた「ナイトタイムエコノミー(夜間経済)」が再注目されています。夜の街を支えるクラブ、バー、ライブハウスなどは、リモートワークの普及で働き方や生活スタイルが変化する中、夜の価値を再定義する局面にきています。
コロナ禍では夜の事業は大きく制限されましたが、業界団体が政府に支援を働きかけ、支援策が徐々に拡充されました。夜の事業に従事する人々は、自らの活動が社会にとって何を意味していたのか、価値を問い直す機会を得ました。
現在、ナイトタイムエコノミーの新たな展望として、都市開発や文化発信と夜の活動を融合させるワークショップが開催されています。開発関係者とクリエイターが交流することで、夜の街を地域の多様なニーズに対応する場へと再構築しようとしています。
また、神楽坂の書店で深夜に廃棄パンを販売し、就労支援にもつなげる「夜のパン屋さん」のように、夜の時間帯を活用して社会課題に取り組む新しい動きも広がっています。夜は「寛容」「救済」「創造」の場となり得るという視点が、今後の夜の社会的価値を支える軸として注目されています。
FNNプライムオンライン
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