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放置竹林を味な食材に…幼竹から万能調味料・メンマ(読売新聞・2025年6月16日)
尾道市の一般社団法人「クルクルオノミチ」は、放置竹林による土砂災害や獣害の拡大を防ぐため、放置された竹林から採取した幼竹を活用し、「尾道タケタケ」と「尾道メンマ」という商品の開発・販売に取り組んでいます。
代表の藤本浩平さんは、アフリカでの事業経験を経て故郷の尾道に戻り、高齢化が進む地域や放置竹林の問題に直面しました。こうした課題を解決するため、2023年にビジネスコンテストへ応募し、竹林整備と商品販売を組み合わせたアイデアで賞を受賞しました。
その後、仲間と共に放置竹林からモウソウ竹を切り出して加工を行い、2024年春に法人を設立。同年秋にはクラウドファンディングで120万円を集め、本格的な商品化に成功しました。
「尾道タケタケ」はスパイシーな万能調味料、「尾道メンマ」は醤油味のメンマで、地元直売所やウェブサイトで販売されています。藤本さんは、収益を活用してさらに多くの竹林を整備し、子どもたちが誇れる尾道を目指して、仲間を増やしたいと話しています。