「萬代橋橋詰を活用したオープンテラス設置社会実験」で滞在・交流の場を創出@新潟県新潟市

 

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萬代橋橋詰を活用したオープンテラス設置社会実験(新潟市HP・2025年6月25日)

新潟市では、国の重要文化財であり市のシンボルでもある萬代橋のたもと(橋詰)空間を活かし、市民や来訪者が快適に過ごせる新たな公共空間の可能性を探るため、「萬代橋橋詰を活用したオープンテラス設置社会実験」を実施しています。

これまで車道や歩道としての機能が中心だった萬代橋周辺を、全国的に進む「ウォーカブルシティ(人中心のまちづくり)」の考え方に基づき、水辺空間とまちなかの一体的な活用を目指し、滞在や交流の場として活用することが目的です。

社会実験では、萬代橋の橋詰にテーブルやイス、パラソルなどを設置し、近隣店舗やキッチンカーによる飲食提供や、誰もが自由に使える休憩スペースを用意します。さらに、期間限定のマルシェや音楽イベントなどを行い、来訪者の利用状況を調査します。これにより、歩行者が憩い滞在できる空間づくりの効果を検証し、周辺店舗との相乗効果や観光資源としての魅力向上を図ります。

一方で、歩行者や車両の安全性、騒音やごみ問題、天候による利用状況の変動、維持管理の負担など、将来の恒常化に向けて解決すべき課題もあります。

この取り組みは、新潟市が進める「にいがた2kmウォーカブル推進プロジェクト」や河川空間の利活用を進める「かわまちづくり構想」の一環でもあり、実験の結果をもとに地域の事業者や住民と協力して、橋詰空間の恒常的な活用を目指していきます。