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「髪の毛」が農作物を育む 山梨県身延町で循環型農業プロジェクトが始動(OVO・2025年8月13日)
山梨県身延町で、美容室から日々廃棄される髪の毛を農業に活用する新たな循環型プロジェクトが始まりました。
地元で在来種「あけぼの大豆」を栽培する「うりぼうの里」の依田氏、横浜市のヘアサロン「hairmake arch」の山田氏、そして人毛や動物の毛を活用する活動を行う一般社団法人「Matter of Trust Japan」が協力しています。髪の毛に含まれる「ケラチン」はたんぱく質由来の天然素材で、土壌の保水性や通気性を高め、微生物の働きを助けます。
日本では年間数百トンの髪が焼却されますが、海外ではチリの「Agropelo」プロジェクトが髪やペットの毛をマットに加工し、乾燥地で水の蒸発を71%抑制、灌漑水を最大48%削減し、収量を30%以上増加させた実績があります。
今回の試みでは、身延町の自然環境と伝統作物を組み合わせ、約5カ月間の栽培・土壌モニタリングを実施し、持続可能な農業モデルとして注目が集まっています。
OVO [オーヴォ]
美容室で日々廃棄される髪の毛を、農業で活用する――。自然と都市、美容と農業をつなぐ新たな循環の試みが、山梨県身延町でス…
一般社団法人マターオブトラストジャパンHP 「私たちは、髪を資源として活用することで、 今までになかった人と地球の調和を…