パナソニック、”誰でも使える”家電を目指したアタッチメントチップを開発

 

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“誰でも使える”家電を目指したアタッチメントチップ

パナソニックは「インクルーシブデザイン」の一環として、フラットな操作パネルを持つ家電の使いにくさを解消する「アタッチメントチップ」を開発しました。これは、操作部に貼るだけで「どこがボタンかわかりにくい」などの不便さを補助するツールです。

3Dプリント用のデータを無償で公開しており、利用者はCOCRE HUB(特定非営利活動法人 ICTリハビリテーション研究会が運営)で会員登録・利用規約に同意すれば自由にダウンロードできます。 

使い方はシンプルです。まず家電のボタンサイズを測り、COCRE HUBから3Dプリント用データを取得。自宅の3Dプリンターや協力者を通じて出力後、両面テープで家電のボタン部分に貼り付けます。形状は4種類、記号は8種類から選べるため、見た目や用途に応じてカスタマイズも可能です。 

対象は、視覚的に見えにくい方、操作を覚えるのが苦手な方、育児中で手が使いづらい方など、多様な状況の人々です。「新しい優しさ」を形にすることで、既存の家電を買い替えるのではなく、使い続けながらより使いやすくできることを目指しています。 

 

COCRE HUB は自助具など、インクルーシブな社会の構築に役立つ道具を3Dプリンタでともにつくるプラットフォームです…