九州で電力とIT処理の最適なバランスを目指す「ワット・ビット連携」実証試験を開始

 

SeaGraphが簡潔にお届けする「情報保管庫」です。

他の情報は こちら から!



 


九州電力、IIJ、QTnet、1FINITY、ノーチラス・テクノロジーズの5社、「九州版ワット・ビット連携」の実現を目指す実証プロジェクトを開始(クラウドWatch・2025年9月25日)

九州電力株式会社、IIJ、QTnet、1FINITY、ノーチラス・テクノロジーズの5社は、九州で分散型デジタルインフラを構築・検証する実証プロジェクトを2025年10月から開始すると発表しました。

ワット・ビット連携とは、再生可能エネルギー発電施設とデータセンターなどの情報通信インフラを同一地域に一体的に整備することで、電力(ワット)と通信(ビット)を統合する新たなインフラ構想のことです。本プロジェクトでは、政府が推進する「ワット・ビット連携」の考え方に基づき、九州の再生可能エネルギーを活用し、地域に分散したデータセンターを連携させることで、電力とIT処理の最適なバランスを目指します。

近年、AIやクラウドサービスの普及により都市部のデータセンター需要が増え、電力消費や用地不足の課題が指摘されているため、地方への誘導が進められています。プロジェクトでは小規模データセンターを各地に設置し、光信号で接続するAPN技術により、場所を意識せずデータの保存や処理を可能にします。

さらに、AI処理向けGPUサーバーと分散データベース技術を活用し、複数拠点でのデータ処理の効率や省電力化を検証することで、九州版ワット・ビット連携の実現を目指します。

 

クラウド Watch

 九州電力株式会社、株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)、株式会社QTnet、1FINITY株式会社、株…