SeaGraphが簡潔にお届けする「情報保管庫」です。
他の情報は こちら から!
石巻で災害支援の人材育成 元小学校に拠点 日本財団と石巻市が協定(朝日新聞・2025年9月25日)
宮城県石巻市に、災害時の支援活動に備えた人材育成の拠点が開設されました。市は今年3月に閉校した中津山第一小学校の一部を日本財団に無償で貸し出し、同財団が災害対策拠点として整備します。23日に市と日本財団は協定を結び、斎藤正美市長は「災害では自助・共助・事前対応が重要であり、新たな役割を果たす」と述べました。尾形武寿・日本財団会長は「発災時にすぐ行動できる体制を作り、石巻から救助隊を送り出せるようにしたい」と話しています。
拠点は最長3年更新可能です。日本財団は全国で展開する「災害対策拠点プロジェクト」の一環として、全天候型研修スペースや資機材を整備し、重機やチェーンソー講習、町内会向け炊き出し訓練などを行います。研修は有料で、消防士や自治体職員、住民、ボランティア希望者が対象です。
研修は被災地支援経験が豊富な一般社団法人いしのまき災害支援ネットワークが担当し、阿部由紀代表理事は「全国の支援を受けた石巻が、今度は人材育成で被災地に恩返しをしたい」と述べています。
この取り組みは、防災の活動だけでなく小学校の一部を拠点にして有効活用する取り組みとして注目を集めています。
朝日新聞
東日本大震災の被災地、宮城県石巻市に災害時に支援活動をする人材育成の活動拠点ができた。市が旧小学校の一部を貸し出し、日…