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宮崎ケーブルテレビが『魚の陸上養殖』開始へ インターネットを駆使した既存の技術で餌やりや水質管理（テレビ宮崎・2025年11月26日）
宮崎市に本社を置く宮崎ケーブルテレビグループは、新たな事業として魚の陸上養殖に取り組み始めました。
陸上養殖では海と同じ環境を再現した水槽で魚を育てることができ、同社はこれまでのケーブルテレビ事業で培ったインターネット技術を活かして、餌やりや水質管理を効率化します。敷地内の駐車場に設置した水槽を活用するため、天候に左右されず安定した養殖が可能になります。
26日には祇園こども園の園児が、タマカイと高級魚クエを掛け合わせた「タマクエ」の稚魚を放流しました。現在約70グラムの稚魚は、1年ほどで出荷サイズの1キロに成長すると期待されています。
事業準備は昨年9月から進められ、閉鎖循環式水槽により温度や塩分を魚ごとに調整し、成長しやすい環境を整えています。総事業費は約2500万円で、3年での黒字化を目指しており、成功すれば新しい魚種の導入や装置の増設を通じて地域への貢献も期待されています。