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海洋深層水の未来と可能性 持続可能なエネルギーとなるか 高知・室戸市で「サミット」開催(日刊スポーツ・2024年12月7日)
高知県室戸市で、国内初となる「海洋深層水サミット」が開催され、全国の自治体や事業者が集まり、海洋深層水の利活用とその未来について議論されました。室戸市は1989年に日本で初めて海洋深層水の取水を行い、これまでに1800点以上の商品が開発されてきました。
海洋深層水は、低温・清浄・富栄養といった特性を持ち、養殖業や飲料、化粧品など幅広い分野で活用されています。特に、陸上養殖や健康効果、さらにレアメタル資源としての可能性にも注目が集まっています。
沖縄県の久米島では、海洋温度差発電(OTEC)を活用した「久米島モデル」が地域の活性化に貢献しています。富山県では、工場の冷却媒体として海洋深層水を利用し、CO₂排出を削減しています。静岡県では、海洋資源を用いた食品開発が進められています。
今後は、海洋深層水の効果のメカニズムを解明し、社会的理解を広めることが課題とされています。また、取水地間の連携を強化していくことが確認されました。
海洋深層水の未来と可能性を探る「海洋深層水サミット」がこのほど、国内で初めて高知県室戸市で開催された。同市は1989年(…
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