カキに異変。長引く夏の暑さや餌不足が原因か@広島・宮城・三重

 

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冬の味覚・カキがピンチ!「9割死んでる」「身が痩せている」、各産地でカキに異変…養殖業者も悲鳴「本当に死活問題」(中京テレビ・2024年12月20日)

冬の味覚であるカキに深刻な異変が発生しており、養殖業者が大きな打撃を受けています。

名古屋市の貝料理専門店「貝しぐれ 名駅店」では、宮城県から仕入れたカキの約半数が水揚げ前に死亡しており、仕入れ価格も1個あたり100~200円上昇しています。さらに、身が痩せて水っぽくなるなど、品質の低下も報告されています。

全国的にも同様の傾向が見られ、カキの生産量日本一の広島県では水揚げ量が減少し、宮城県では出荷解禁が例年より1か月遅れました。三重県鳥羽市では、養殖カキの8~9割が死亡する過去最悪の状況となっており、原因は特定されていませんが、長引く夏の暑さによる海水温の上昇や餌の不足が影響していると考えられています。

このような状況により、カキ小屋は営業日数を減らさざるを得ず、養殖業者からは「もう続けられない」との声も上がっています。三重県などが調査を進めていますが、具体的な解決策は見つかっておらず、今後の見通しも立っていないのが現状です。

 

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