東北・三陸沖の海面水温の上昇率は世界一。南方の生物も確認

 

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三陸の海に“海洋熱波” 海面水温“異常上昇”…伊勢エビにも異変…桝が目撃【バンキシャ!】(日テレNEWS NNN・2024年11月11日)

東北・三陸沖の海面水温が過去1年間で平均6℃上昇し、世界で最も上昇幅が大きい海域となりました。

この現象は「海洋熱波」と呼ばれ、数日以上にわたり高水温が続く状態を指します。その結果、伊勢エビやタチウオなど、従来は南方に生息していた魚介類が三陸で確認されるようになりました。

特に宮城県では、タチウオの漁獲量が10年前の約65倍に増加しています。一方、伊勢エビの名産地である三重県では、海藻の減少などによりエサが不足し、漁獲量が減少しています。

専門家は、地球温暖化による偏西風の蛇行が黒潮の流れを変え、三陸沖の海面水温を異常に上昇させていると指摘しています。このような海洋環境の変化は、漁業や食生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

日テレNEWS NNN

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