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【長崎】「集落全体が宿泊施設」平戸に分散型ホテル イタリアの団体から自治体向け世界初認証
長崎県平戸市は、市北部で進めていた「分散型ホテル」事業において、宿泊・飲食施設6棟の整備をほぼ完了し、6月1日の開業を前に報道陣や観光関係者向けの内覧会を開催しました。
この事業は、空き家対策と観光振興を目的に、イタリア語で「分散した宿」を意味する「アルベルゴ・ディフーゾ(AD)」の仕組みを取り入れて、2023年から進められてきました。昨年9月以降、宿泊施設2棟と飲食施設3棟の改修が行われ、さらに1棟の宿泊施設は民間によって整備されました。
宿泊施設「the曜(テラス)」は約200年前の米蔵を改修し、クロマツの柱や梁を残した内装で、総合受付、物販コーナー、カフェ、2つのメゾネット形式の客室を備えています。他にも、平戸大橋や平戸城を望む「甚兵衛邸」、オランダ人のレムコー・フロライクさんが改修した「SumiYa Heritage Hotel」があります。宿泊者は3棟の飲食施設で朝食を楽しむことができます。
市は6月1日に、イタリアの民間団体から自治体向けの認証「アルベルゴ・ディフーゾタウン(ADT)」を取得予定で、市観光課の見井田係長は「ADTの認証は世界初であり、グランドオープンに向けて広く周知を進めたい」と述べています。
長崎県平戸市が市北部で整備を進めてきた、集落全体を一つの宿泊施設に見立てた「分散型ホテル」の宿泊・飲食施設6棟がほぼ完成…