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「幹線道路を芝生広場に」 海に臨む城の町・高松のまちづくり提言(毎日新聞・2025年5月1日)
香川大学経済学部の西成典久教授は、高松市中心部の幹線道路を芝生広場に変えるという大胆なまちづくり構想を提案しています。これは、高松が「海城の城下町」として発展してきた歴史を生かし、歩行者が回遊しやすい魅力的な都市空間を目指すものです。
高松は、海と隣接する城下町という全国的にも珍しい特徴を持ち、現在でも港から市街地まで徒歩でアクセスできます。しかし、現在は道路によって港、城跡、商業エリアが分断されており、各エリアのつながりが弱まっています。
西成教授は、道路を芝生広場や歩道に転換し、歩きたくなるまちに変えることで、他都市にはない高松ならではの魅力を発揮できると述べています。具体的には、「サンポート高松玉藻」交差点を芝生広場化し、道路を1車線にする案を示し、小学生にも好評だったといいます。
欧州では歩行者優先の都市が多く、まち歩きの楽しさが魅力となっていますが、日本での実現には費用や住民合意などの課題もあります。それでも西成教授は、高松が世界に誇れるベイエリアとなる可能性を持っているとし、長期的な視点でのまちづくりを呼びかけています。
高松市中心部の幹線道路を芝生広場に――。香川大経済学部の西成典久教授(都市デザイン)はそんな大胆なイメージ図を作成し、…
毎日新聞