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岩手県キッチンカー協会と盛岡市が協定締結 災害時の食事環境をより良く（盛岡経済新聞・2025年5月7日）
岩手県キッチンカー協会と盛岡市は、2025年4月28日に災害時におけるキッチンカーによる炊き出し等の実施に関する協定を締結しました。
この協定により、災害発生時に盛岡市からの要請を受けて、同協会が避難所などにキッチンカーを派遣し、被災者への迅速な食事提供や避難所での食事環境の向上を図ることが可能となります。
岩手県キッチンカー協会は2023年8月に設立され、北東北3県で約40台のキッチンカーが加盟しています。同協会は、食文化の創造や向上を目的に、イベントへのキッチンカー派遣や独自イベントの企画、起業支援などに取り組んでおり、災害時の地域貢献も事業目的の一つとしています。
盛岡市の内館茂市長は、近年の自然災害の頻発化や激甚化を踏まえ、災害への備えが急務であると述べ、避難所でのキッチンカーを利用した炊き出しが、避難者の食事の確保と充実、市の災害対応力の向上、市民の安心安全につながると期待を寄せています。
同協会が県内自治体と協定を締結するのは今回が初めてであり、今後は県内の他の自治体にも協定を広げていく考えです。