電子機器使用禁止の空間「ザ・オフライン・ゾーン」を駅に設置@オランダ

 

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オランダの駅に、電子機器NGの“オフライン・ゾーン”現る。スマホを預けて、自分と向き合う時間を(IDEAS FOR GOOD・2025年5月13日)

オランダ・ユトレヒトの駅構内に、期間限定で「ザ・オフライン・ゾーン」という電子機器使用禁止の空間が設置されました。この取り組みは、大手保険会社Zilveren Kruisと、デジタルデバイスから離れる活動を展開する団体The Offline Clubが協力して実施したものです。特に若年層を対象に、ソーシャルメディアの影響を自覚し、デジタルとの健全な距離の取り方を学ぶことを目的としています。

利用者は、入口横のロッカーにスマートフォンを預けてから、静かな空間に入ります。内部には、書籍、チェス盤、塗り絵セット、折り紙、ポラロイドカメラ、レコードプレイヤーなど、アナログなアイテムが用意されており、デジタルデバイスを介さずに心を解きほぐす工夫がされています。

この空間で過ごすことで、無意識にスマートフォンを探してしまう自分に気づいたり、スマートフォンなしでの過ごし方に戸惑ったりする新鮮な体験が得られます。また、目の前の塗り絵にじっくりと向き合ったり、知らない人と自然と会話を交わしたりすることで、周囲の空気感や自分の内面に意識が向き、今この瞬間を丁寧に味わうことができるようになります。

この取り組みは、情報の洪水の中で生きる現代において、心と身体のウェルビーイングを高め、より健康的なライフスタイルを促進することを目的としています。デジタルに支配されることなく、主体的に時間を使いこなす力を養うきっかけとなるでしょう。

 

IDEAS FOR GOOD

オランダ・ユトレヒト駅に登場した「ザ・オフライン・ゾーン」は、スマホを預けてスクリーンから離れることで、自分自身や周囲の…