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葉山でブルーカーボン体験 クレジット購入企業へ証書授与も(逗子葉山経済新聞・2025年5月17日)
神奈川県葉山町で「ブルーカーボン体験ツアー」が開催され、「Jブルークレジット」を購入した企業の関係者など約20人が参加しました。主催は、葉山アマモ協議会、自然電力(東京都)、La Carpe(東京都)です。
ツアーでは、葉山アマモ協議会の山木克則さんが、海の藻場が炭素を吸収・固定する「ブルーカーボン」の仕組みや、海水温上昇による海藻減少の課題、地域と連携した藻場再生活動について説明しました。
「Jブルークレジット」は、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合が認可するもので、葉山町での海藻再生活動によるブルーカーボンの創出が対象となっています。これまでに2022年度は46.6トン、2023年度は49.7トン、2024年度は68.0トンのCO2が認定されています。
当日は、クレジット購入企業に対して証書の授与が行われ、参加者たちは船に乗って藻場やヒジキの漁場を見学し、サザエの稚貝放流も体験しました。また、ヒジキの加工工程を学んだ後、地元の食材を使った特別ランチも楽しみました。
参加者からは「実際に現場を見て、購入を検討したい」といった声が聞かれました。山木さんは「購入者の顔が見えることで、ブルーカーボンの価値がより高まり、地域への還元にもつながる」と語っています。