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対馬地球大学
対馬地球大学は、長崎県対馬市の北部に位置する佐護地域を拠点に、地域の資源や人々の知恵を活かした学びと交流の場を提供する教育機関です。旧佐護小学校をリノベーションし、2021年4月に「佐護笑楽校(さごしょうがっこう)」として再生されました。この施設は、地域住民と来訪者が共に学び合い、持続可能な社会づくりを目指す拠点となっています。
対馬地球大学では、地域の自然や文化を教材とした多様なプログラムを展開しています。例えば、農業・漁業・林業などの地域の生業を体験する「地元学」や、地域の名人たちから直接話を聞き、その知恵や技術を学ぶ「聞き書き」などがあります。これらの活動を通じて、参加者は地域の魅力や課題を深く理解し、持続可能な社会の実現に向けた視点を養います。
また、2024年春からは、10日間の集中プログラム「国境の島・対馬で、地球や地域社会、自分と向き合う10日間」を開始しました。このプログラムでは、地域の現場での体験や、持続可能社会づくりの実践者による特別講義を通じて、参加者が自分自身や社会、自然との関係を見つめ直す機会を提供しています。
佐護笑楽校内には、地域の女性たちが運営する食堂「さごんキッチン」があり、地元の旬の食材を使った家庭料理を提供しています。また、旧校舎を活用したゲストハウス「さごんヴィレッジ」も併設されており、宿泊やワーケーション、研修などに利用できます。さらに、セミナールームや会議室、地域交流サロンなどのレンタルスペースも整備されています。
対馬地球大学は、地域の資源を活かした学びの場として、多様な人々が集い、共に未来を考える拠点となっています。自然や文化、地域の人々との交流を通じて、持続可能な社会づくりに貢献したい方にとって、貴重な学びの機会を提供しています。