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学習参考書の専門店 店長は大学生 カウンセリング付きで本の通販も（毎日新聞・2025年6月1日）
愛知県尾張旭市の住宅街に、学習参考書専門の「怜文堂書店」があります。名古屋大学農学部2年の倉橋怜太郎さん（19歳）が企画・運営しており、開店から間もなく3カ月を迎えます。1階が書店、2階がご両親が経営する学習塾になっており、倉橋さんが不在のときはご両親が店番を務めています。
大学生となり時間に余裕ができた倉橋さんは、全国的に減少する書店の現状に危機感を覚え、「地域に書店を残したい」という思いからこの書店を始めました。高校時代の自身の経験から、参考書について気軽に相談できる場の必要性を感じ、塾のスペースを活用して専門性のある書店を目指しています。古本も取り扱い、幅広いラインナップを揃えています。
現在は、「怜文堂で買う意味」をどうつくるかが課題となっており、単に本を並べるだけではなく、来店やオンラインを通じた付加価値の提供を大切にされています。その取り組みの一つが「カウンセリング付きオンライン販売」で、SNSのビデオ通話を使い、倉橋さんが学力や志望校に応じた参考書を提案し、通販に繋げています。予約制で土日の午前10時から1人45分以内、1日6組限定で実施されています。
倉橋さんは、参考書こそ書店で実物を見て選ぶことが大切だと考えており、気軽に相談できる環境づくりに力を入れています。「相談できる場所があることが店の強み。ぜひ気軽にご来店ください」と呼びかけています。
毎日新聞
愛知県尾張旭市の閑静な住宅街の一角に、学習塾と一緒になった書店がある。学習参考書の専門店で、店長の名古屋大学農学部2年…
