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浜松・小松に「本棚シェア型」私設図書館 社会貢献にも意欲（浜松経済新聞・2025年6月2日）
私設図書館「みんなの本棚 book nook（ブックヌック）」が、浜松市浜名区小松のオーガニックカフェ＆雑貨店「The Bridge」の2階に、6月2日にオープンしました。運営は一般社団法人「LOCAL ACTION HAMAMATSU」で、代表の伊藤麻優子さんと生熊美千江さんが九州の「本棚シェア型図書館」に触発されたことがきっかけです。
この図書館は、個人が本棚の一区画を借りて本を置き、来館者と共有するスタイルで、棚ごとにオーナーの個性が表れます。地域の人々が読書を通じてゆるやかにつながる場を目指しています。
施設は約25坪で、木製の本棚や寄贈された家具が置かれ、くつろげる空間となっています。90区画ある本棚は、1区画月額2,200円で貸し出しており、オーナーは本のジャンルを自由に選べるほか、名刺やパンフレットで自身の活動も紹介できます。来館者は無料で本を閲覧でき、1階のカフェから飲食物を持ち込むことも可能です。
特典として、本棚オーナーにはカフェで使える500円クーポンまたは「こども未来チケット」3枚分の寄付が用意されています。このチケットは子どもたちの食事に利用でき、常に施設に置くことで、夏休みなど給食のない時期にも対応できます。施設では月1回、子ども食堂も実施しています。
現在、約20区画が貸し出されており、今後は地域のロールモデルとなることを目指しています。
LOCALACTION HAMAMATSUとは浜松における環境に配慮した持続可能な社会の実現に向けて、多角的な視点から取…
