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困っている人のために「お互いさまチケット」 食事や物品“恩送り”（毎日新聞・2025年6月4日）
静岡県三島市のNPO法人「にじのかけ橋」は、2025年6月2日から「にじかけカフェ」で、生活に困っている人が無料で食事を受けられる「お互いさまチケット」事業を始めました。この取り組みは、誰かが先に食事代を支払うことで、困っている人がチケットを使って食事を受け取れる仕組みで、県内では初めての試みです。
チケットは500円と1000円の2種類があり、店内での食事やテイクアウトにも使えます。利用者は、壁に掲示されたチケットを選び、食事後に感謝のメッセージを書いて半券を掲示します。現金との併用も可能です。
この事業は、8社と5人からの寄付金計20万円によって始まり、そのうち10万円は富士市の製紙会社「コアレックス信栄」からの寄付です。カフェは火曜から土曜の午前11時から午後2時まで営業し、チケットの利用は1人週1回までとなっています。
また、カフェの横には「みんなの倉庫」が併設され、生活困窮者が水や衣類、トイレットペーパーなどの生活用品を無料で持ち帰ることができます。倉庫は毎日午前6時から午後8時まで利用可能で、誰にも知られずに必要な物を受け取れるよう配慮されています。
毎日新聞
生活困窮者など誰もがチケット金額分を無料で食事できる「お互いさまチケット」の事業を2日、静岡県三島市のNPO法人「にじ…
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