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未利用魚が変身 高校生ふりかけ開発 佐伯豊南高校商業部 【大分県】(OITA SPORTS・2025年6月11日)
佐伯豊南高校商業部は、地元・佐伯市のことを学びながら、持続可能な社会について考える活動の一環として、SDGsをテーマに地域課題の解決を目指した商品開発に取り組んでいます。部員たちは、漁港で水揚げされながらもサイズや形の問題で市場に出回らず廃棄される「未利用魚」に注目し、それを地域資源として活用しようと、ふりかけの開発に挑戦しました。
当初はミカンを使った商品案もありましたが、試行錯誤を重ねた結果、地元企業や漁村の女性グループの協力を得て、ふりかけの商品化に至りました。子どもからお年寄りまで親しまれるような商品を目指し、部員たちは未利用魚の水揚げや加工の現場を体験しながら理解を深めました。
完成した商品は、ホシザメを使った「ふかちゃん」と、ソウダガツオを使った「かつおくん」の2種類で、どちらもシソ風味のひじきとブレンドされたご飯に合う味付けです。部長の阿南さんは、食品作りの大変さを知ることで日々の食事への感謝の気持ちが芽生えたと語り、現在は手作りのPOPやSNSでの発信を通じた販売促進にも力を入れています。
今後の課題は継続的な販売体制の確立であり、顧問の山下教諭は、より多くの店舗で販売を続け、活動を一過性で終わらせないようにしたいと話しています。商業部は今後も、地域を元気にするための活動を高校生の立場から続けていく予定です。
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