約50社の企業が集まる謎の集中拠点「リテールテックタウン ムスブ宮若」@福岡県宮若市

 

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スーパー「トライアル」の施設に50社が集結、福岡の“山あい”で何をしているのか(IT mediaビジネス・2025年6月29日)

宮若市は福岡市と北九州市の中間に位置し、人口約2万5000人の小さな街ですが、ここに約50社の企業が集まる「リテールテックタウン ムスブ宮若」という拠点があります。運営しているのは、ディスカウントストアを展開するトライアルホールディングスです。

トライアルHDは、廃校を活用して研究開発や店頭マーケティングの拠点を整備し、企業が集まって流通業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める「横のDX」という新しい連携の形を目指しています。企業同士が知識やデータを共有し、最新技術の実証実験ができる店舗や、宿泊施設も備え、月1回の「宮若WEEK」などの研修イベントで交流を深めています。

この取り組みは、メーカーと小売店が直接つながり、消費者データを活用しながら販促を行う新しい流通の形を模索するものです。郊外に拠点を置いたのは、都心の喧騒を離れ、企業同士がじっくり議論できる環境をつくるためです。既に多くの企業が参加しており、サントリーではこの仕組みを活用して福岡エリアのプロモーションを実施し、売り上げを大幅に伸ばす成果も出ています。人材育成面でも、企業間でのプレゼンテーションや議論を通じて新たな気づきを得ており、従来のマーケティングを見直す例も生まれています。

ムスブ宮若は、企業間の壁を低くし、異業種間の共創を促す新しい地方創生のモデルといえます。地方の資源を生かし、企業の力を結集して新しい産業を育てる仕組みは、他の地域にも参考になる取り組みです。トライアルHDは、宮若市を起点に福岡全体、さらには世界に通用するイノベーション拠点を目指しており、これからの発展が注目されます。

 

ITmedia ビジネスオンライン

福岡郊外の宮若市に、日本有数の企業約50社が集結。九州発ディスカウントストア「トライアルHD」が推進する「横のDX」で、…

 


 

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