SeaGraphが簡潔にお届けする「情報保管庫」です。
他の情報は こちら から!
東京湾で沖縄の「海ぶどう」養殖に成功! 温暖化で不作続きのノリ漁師親子が“海の異変”を逆手に挑戦(SOCIAL INNOVATION NEWS・2025年8月22日)
神奈川県横須賀市の走水で海苔の生産を行う「丸良水産」は、沖縄特産の海ぶどうの陸上養殖に挑戦しています。背景には地球温暖化による海水温上昇があり、従来の海苔養殖では収穫期の短縮や食害の増加といった深刻な影響が出ています。
そこで、娘夫婦の提案をきっかけに2021年から海ぶどう養殖を開始しました。当初は東京湾特有の栄養塩やケイ素の影響で生育が難しく、試行錯誤を重ねましたが、海水のろ過や日差し対策によって徐々に安定生産に成功しました。
現在は地元飲食店やフェスで提供され、好評を得ています。今後は海苔も含めた陸上養殖の拡大を視野に入れ、より多くの人が関われる漁業を目指しています。
また、自然エネルギーを活用した環境にやさしい養殖を志し、次世代に豊かな海を引き継ぎたいと考えています。こうした挑戦の積み重ねが、未来の海をより豊かなものに変えていくのです。
ソーシャル・イノベーション・ニュース
●神奈川の海苔名産地で始まった“江戸前 海ぶどう”の陸上養殖 神奈川県横須賀市の走水で、海苔の生産から加工・販売まで一貫…