都市と地方を行き来する教育スタイル「デュアルスクール」の可能性@徳島県

 

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都市と地方それぞれの良さと違いを知る。「デュアルスクール」が広げる親子の世界(サストモ・2025年8月26日)

大人の間で「パラレルワーク」や「二拠点居住」といった複数の居場所を持つ暮らし方が広がる一方、子どもたちは居住地の学校にのみコミュニティが限定されがちです。こうした状況の中で、住民票を移さずに別の地域の学校に一定期間通うことができる「デュアルスクール」という仕組みが注目されています。これは文部科学省が定める「区域外就学」や「体験入学」の制度を活用したもので、都市と地方を行き来しながら学ぶことが可能です。2016年に徳島県で始まり、その後全に広がりつつあります。

実際に利用した親子からは、都市部では得られにくい自然体験や地域の人々とのつながりを日常の中で得られたという声があり、暮らしと学びが一体化する新しい教育スタイルとして評価されています。また、短期滞在をきっかけに本格移住につながる事例もあり、少子化地域の教育環境維持にも役立っています。一方で、受け入れる学校では事務手続きや教材準備など教員への負担が増えること、地域社会との関係づくりに課題があることも指摘されています。

制度を推進する企業「あわえ」によれば、都市と地方の双方には長所と短所があり、異なる環境に身を置くこと自体が子どもの学びを豊かにするとのことです。今後は里帰り出産や親の介護、単身赴任など多様なライフイベントに応じた柔軟な利用も見込まれています。

デュアルスクールが普及すれば、親子の暮らしの選択肢が広がるだけでなく、地域社会や国全体にも新たな可能性をもたらすと期待されています。

 

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株式会社あわえ

「地方と都市を結ぶ新しい学校のかたち」デュアルスクールとは、地方と都市の両方のよさを教育活動に取り入れることができるよう…