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送迎で混雑する駅に仮設の乗降場、効果確認 福井県鯖江市が社会実験 分散化と混雑緩和(福井新聞ONLINE・2025年12月2日)
福井県鯖江市は、6月にハピラインふくい鯖江駅周辺で行った交通社会実験の結果をまとめました。この実験では、駅東駐車場に仮設の乗降場を設けるなどの施策を行いました。その結果、朝と夕方以降の送迎車の台数は駅東側で実験前より2割以上増え、駅西側は1~2割減少しました。市は、送迎の分散化による混雑緩和の効果が確認できたとして、駅東側に一般乗降場を整備することは有効だと評価しています。
交通社会実験は6月9日から20日まで実施され、第1段階では駅東第1駐車場に仮設ロータリーを設け、第2段階では駅西口の駅前道路を駐停車禁止にしました。また、5月から来年3月末まで駅東第1~3駐車場は1時間まで無料で利用できます。
実験中の送迎車利用は、駅東側が朝6~9時で127台から第1段階151台、第2段階146台に増加し、駅西側は248台から196台、第2段階は189台に減少しました。
市は駅東側乗降場の整備を有効としつつ、駐車可能台数が約100台減る課題や駅西側の乗降場整備の必要性を指摘し、費用対効果や空間的制約を踏まえた総合的な検討が必要だとしています。
福井県鯖江市はハピラインふくい鯖江駅周辺で6月に行った交通社会実験の結果をまとめた。駅東駐車場に仮設の乗降場を設けるなど…